What we do活動内容 子どもに 居場所づくり

STORIAでは、サードプレイスと呼ばれる居場所にて、経済的・精神的な困難を抱える家庭と小学生の子どもたちのサポートを行っています。

一般的な子ども食堂と異なり、自分たちの居場所を必要とする子どもたちに、あたたかい食事や学びの機会を提供し、関係性を育んでいます。

子どもたちが心から安心安全な居場所と感じ、ありのままの自分でいられ、
たくさんの愛情と最高の機会を得られる居場所をつくっています。


WHY なぜこの居場所を開いているの?

社会構造や世代間連鎖から生まれる格差による影響から、子どもたちをどう守るか、
一人ひとりの子どもが、その子らしく生き、その保護者にも安心して暮らせる環境をどう整えていくか、模索しました。

困難の連鎖を断ち切り、「子どもたち一人ひとりが自分らしく生きられ、幸せになること」
(すべての子どもたちのウェルビーイングを実現すること)を目指し、
「困難の連鎖」から「愛情の循環」へ というビジョンのもと、
様々な困難を抱える家庭と小学生の子どもたちのサポートを始めました。


WHEN いつやっているの?

2016年から開始し、週に2回、16−20時に開催しています。
2021度は「サードプレイス」を228回開催し、延べ1,296人の子ども達が参加してくれました。


WHERE どこでやっているの?

仙台市内の2カ所で居場所を開催しています。(参加には事前登録が必要です。)


WHO 誰を対象にして、誰が関わっているの?

経済的・精神的困難を抱える家庭と小学生の子どもたちのサポートをしています。
地域のみなさんや、学生・社会人ボランティアのみなさん、スタッフの全員で居場所を作り上げています。


WHAT なにをしているの?

ここではなにをするのか、子ども達自身が自分で決めます。
宿題をするのか、しないのか。するとしたら、いつするのか。

自分で自分のやりたいことを、やりたい!と言える。
そしてそのやりたいことをみんなで形にしていく。

それが子どもたちの「自分が自分でやりたいことを言っていいんだ!やりたいことってできるんだ!」という自己効力感や、
「できてもできなくても、これが自分。自分は自分でいていいんだ!」という自己肯定感が育まれていきます。

子どもたちは好きなことをして遊んだり、自分たちで作ったご飯をみんなで並んで食べたり。

たくさんの人たちから大切に扱われることで、自分が大切な存在なんだ!という感覚が育まれていきます。


HOW どんなことを大切にしているの?

大切にしているのは「人は存在しているだけで価値がある」 ということです。
設立から7年目にして、やっと言語化することができました。

STORIA に来る子どもたちは、様々な重荷を背負って生きています。
自分ではどうしようもない環境や感情と葛藤しながら、活動場所にやってくる子も少なくありません。

そうした子どもたちは、「苦しいよ」という声にならない気持ちを、言動を通じて表現します。

苦しさゆえに、時に暴力的だったり、ぶっきらぼうに見えたり、反抗的に見えることもあります。
また大人が期待する行動とはそぐわないこともあるでしょう。
しかし、その言動だけを見て注意をしたり、叱っても
子どもたちの「苦しさ・辛さ・寂しさ」は 拭えないのです。

子どもたちの“being(存在)”を受け止めること。

STORIA の核となる価値は、
『「ありのままの自分」を受け止めてくれる環境が、継続的かつ安定して提供されている』
ことだと私たちは考えます。

そこから得られる経験や体験を通して、子どもたちや保護者、
さらにはそこに関わるスタッフやボランティア、プロボノ、
そして地域の方々にも双方向による変化が生み出されていくことに
私たちは気づかされました。


STORIA のフィロソフィー(哲学・あり方)『Respect&Fun』

・Respect:すべての人を尊重します

私たち STORIA は、『支援者や受益者、あらゆるステークホルダーの立場や世代を超えて人対人として尊重し合う』ことを大切にしています。

「人として尊重されること (Respect)」は、人間の根源的なニーズであり、願いです。

Respect を体現することに よって、STORIA の核となる価値、すなわち『個の受容』が生み出されます。

そして個の受容は「心理的な安全」の中で関係性が築かれるとともに、「自分らしさを表現してもいいんだ」という安心感を与えます。

・Fun:どんな時も楽しみます

社会課題を解決しようと本気で思えば思うほど、終わりが見えず、心身共に疲労感に苛まれることがあります。

しかしながら、人は受容されて自分らしく生きる時に「Fun(楽しさ)」を感じます。

また、「Fun」には多くの人を集める力があります。

一緒に活動している仲間たちの心に「Fun」を生み出す活動ができていることも、とても大切です。


子どもたちの居場所での活動の様子は、
STORIA公式note・Instagramにて毎週更新しています。
雰囲気をぜひ感じてみてくださいね。

・note 「子どもとわたしのストーリー」

https://note.com/storia_sendai/m/m62c15bd6a621

・Instagram(一度STORIAのnoteへ移動し、Instagramについてご説明します)

https://note.com/storia_sendai/n/n629e5de171a2